結論
NAPとは、Name(店名・会社名)、Address(住所)、Phone(電話番号)のことです。この3つを、Googleビジネスプロフィール、ホームページ、予約サイトなどでそろえることを「NAPの統一」といいます。
先に正直にお伝えすると、NAPはGoogleの公式用語ではなく、Googleが「表記の一致で順位が上がる」と説明しているわけでもありません。公式に確認できるのは、情報が正確で充実しているほどローカル検索に表示されやすいということです。[2] それでも統一をすすめるのは、お客様が迷わなくなり、AIにも同じ店だと伝わりやすくなるからです。
NAPがばらばらだと何が困るのか
| 起きること | 例 |
|---|---|
| お客様が古い情報を見る | 移転前の住所に行ってしまう、つながらない番号にかけてしまう |
| 別の店と思われる | 旧店名と新店名が混在している |
| AIが古い情報を紹介する | 閉じた店舗の住所や旧料金を答える |
| 管理が大変になる | どれが正しい情報かわからなくなる |
問題が大きいのは、全角と半角の違いよりも、移転前の住所、昔の電話番号、旧店名が残っていることです。まずここから直してください。
統一の手順
- 正しい表記を1つ決める:店名、住所、電話番号、営業時間、URLを1枚にまとめます
- 掲載先を洗い出す:店名と電話番号で検索して、出てくる場所を一覧にします
- 自社で直せるところから直す:Googleビジネスプロフィールとホームページが最優先です
- 外部サイトに修正を頼む:予約サイト、ポータルサイト、業界団体の名簿などです
- 変更があるたびに見直す:一覧を残しておけば、次の変更が楽になります
確認する場所
| 優先 | 場所 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1 | Googleビジネスプロフィール | 名称、住所、電話、営業時間、URL |
| 1 | 自社のホームページ | 全ページのフッター、会社案内、アクセス、問い合わせ |
| 2 | 予約サイト・ポータルサイト | 業種ごとの掲載サイトの情報 |
| 2 | Bing Places・Apple Business Connect | Google以外の地図アプリの情報 |
| 3 | InstagramなどのSNS | プロフィール欄の情報 |
| 3 | 業界団体・商工会・取引先の紹介 | 古い住所や番号が残っていないか |
ホームページに構造化データを入れている場合は、その中の住所や電話番号も忘れずに直してください。書き方はLLMOに効く構造化データ実装ガイドにまとめています。
表記の決め方
| 項目 | 決めること | 例 |
|---|---|---|
| 店名 | 看板と同じ名前にする | 「〇〇歯科」か「医療法人〇〇 〇〇歯科」か |
| 住所 | 番地、ビル名、階まで同じ書き方にする | 「1丁目2番3号」か「1-2-3」か |
| 電話 | 公開する番号を1つに決める | 代表番号か、店舗の番号か |
| URL | 正しいURLを1つに決める | https:// や www の有無もそろえる |
表記を1つ決めて、すべての場所で同じに書いてください。「丁目」と「-」の違いのような細かな差で、慌てて全部を直す必要はありません。人が見て同じ店だとわかるかを基準に、古い情報の修正を優先します。
Googleビジネスプロフィールのルール
統一しようとして、Googleのルールに反しないよう注意してください。[1]
| 項目 | ルール |
|---|---|
| ビジネス名 | 看板や店舗で実際に使っている名前にする。キャッチコピーや「〇〇駅前」のような説明を足さない |
| 住所 | 正確に書く。実際に営業していない住所は使えない |
| 電話番号 | その拠点に直接つながる番号にする。別の場所へ転送される番号は使えない |
| ウェブサイト | 実際のビジネスのサイトを設定する |
| 営業時間 | 通常の営業時間を入れ、祝日などは特別営業時間で設定する |
店名に「渋谷 歯医者」のような言葉を足すのは規約違反です。順位のために足した表記をホームページにも広げると、統一どころか問題が広がります。
移転や電話番号が変わるときの注意
- 新しいプロフィールを作らず、今のプロフィールの情報を更新する(拠点ごとに1つが基本です[1])
- ホームページと同じ日に直す
- 古い電話番号は、できれば一定の間つながるようにしておく
- 予約サイトやポータルサイトの掲載も順に直す
- 数か月後にもう一度、古い住所や番号で検索する
AI検索との関係
AIは、ホームページやGoogleビジネスプロフィール、口コミなど、複数の情報を見て答えを作ります。場所によって情報が違うと、古い情報をそのまま答える原因になります。Googleは、AI機能に向けた推奨の1つとして、Business Profileの情報を最新に保つことを挙げています。[3]
くわしくは地域ビジネスのLLMOとMEOとMEO対策はAI検索でどう変わる?をご覧ください。
今日からできる5つのこと
- 店名、住所、電話番号、営業時間、URLの正しい表記を1枚にまとめる
- 店名と電話番号で検索して、出てくる場所を書き出す
- Googleビジネスプロフィールとホームページを同じ内容に直す
- 古い住所や番号が残っている外部サイトに修正を頼む
- 店名に余計な言葉を足していないか確かめる
参考
- Googleビジネスプロフィール ヘルプ「Google でビジネス情報を掲載する際のガイドライン」
- Googleビジネスプロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」
- Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」
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