結論
SEOに強いサイト構造とは、どのページにも迷わずたどり着けて、ページ同士の関係がわかる構造のことです。URLを作り直すことより、関連するページをリンクでつなぐことのほうが、ほとんどのサイトでは先にやるべきことです。
Googleは、サイトを論理的に整理すると検索エンジンと利用者の両方がページの関係を理解しやすくなる一方で、今すぐ大きく作り直す必要はないとも案内しています。[1]
やること・やらなくていいこと
| 項目 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 重要なページに内部リンクを張る | やる | Googleが見つける新しいページの大半はリンク経由[1] |
| 内容がわかる言葉をURLに使う | 新しいページから | 利用者にわかりやすい。ただし順位への影響はほとんどない[1] |
| 1つの内容を1つのURLにまとめる | やる | 同じ内容が複数のURLにあると、クロールが無駄になることがある[1] |
| URLにキーワードを詰め込む | 不要 | 順位への影響はほとんどない[1] |
| 順位のためだけに今のURLを全部変える | 避ける | 転送の手間と、検索順位が一時的に揺れるリスクがある[5] |
| サブドメインかサブディレクトリかで悩む | 悩まなくていい | Googleは、事業の都合に合わせて決めればよいとしている[1] |
サイト構造の基本形
小さな会社や店舗のサイトなら、トップページの下に主な内容を並べる、シンプルな形で十分です。
| 階層 | ページの例 | URLの例 |
|---|---|---|
| トップ | トップページ | / |
| 第2階層 | サービス一覧、料金、会社案内、記事一覧 | /services、/pricing、/company、/media |
| 第3階層 | サービスごとのページ、記事 | /services/whitening、/media/whitening-cost |
大切なのは、「この下には何が入るか」が名前だけでわかることです。「その他」「お役立ち」のように、何でも入る箱を作ると、あとで整理できなくなります。
ディレクトリの分け方
ディレクトリは、URLの中の /services/ のようなフォルダの部分です。Googleは、URLが数千を超えるサイトでは、内容が近いページをディレクトリにまとめると、更新頻度の違いを学習しやすくなると説明しています。[1] たとえば、ほとんど変わらないポリシーのページと、よく変わるキャンペーンのページを分ける形です。
裏を返すと、数十ページのサイトでディレクトリの細かな分け方に悩む必要はありません。分け方に迷ったら、次の順で考えます。
- 利用者が探す単位で分ける(サービス、地域、記事など)
- 1ページが複数の場所に入らないようにする
- 今後ページが増えたときに、同じルールで置けるか確かめる
URL階層は何階層までがいいのか
Googleの公式案内で「何階層まで」という上限は確認できません。小さなサイトなら2〜3階層で足りることがほとんどですが、これはGoogleの基準ではなく、管理しやすさからくる目安です。
階層の深さそのものより、トップページなどから数回のクリックでたどり着けるかを確かめてください。URLが深くても、よく見られるページからリンクされていれば見つけてもらえます。逆に、URLが浅くても、どこからもリンクされていないページは見つかりにくくなります。
URLの書き方
Googleの案内をまとめると、次の通りです。[2]
| 確かめること | 良い例 | 避けたい例 |
|---|---|---|
| 内容がわかる言葉を使う | /services/whitening | /index.php?id=42 |
| 単語の区切りはハイフン | /summer-sale | /summer_sale、/summersale |
| 大文字と小文字をそろえる | /apple | /APPLE と /apple が混在 |
| 不要なパラメータを減らす | /services | セッションIDなどが付いたURL |
日本語のURLも使えます。ただし、リンクに貼るとパーセント記号の長い文字列になることがあるため、社内で扱いやすいほうを選んでください。
内部リンクの整え方
内部リンクは、サイト構造を支えるいちばん大事な部分です。Googleは、重要なページには少なくとも1つの他のページからリンクすることをすすめています。[3]
- Googleがたどれるリンクにする:
<a href>の形にします。クリックで動くだけのボタンは、たどれないことがあります[3] - リンクの文字を具体的にする:「こちら」ではなく「ホワイトニングの料金」のように書きます[3]
- 前後の文章でつなぐ:連続して並べず、読む人の役に立つ場所に置きます[3]
- 孤立したページをなくす:サービスのページから事例へ、記事からサービスのページへつなぎます
- 増やしすぎない:明確な上限はありませんが、多すぎると感じたら減らします[3]
パンくずリスト
パンくずリストは、「トップ > サービス > ホワイトニング」のように、今いる場所を示す表示です。利用者が上の階層へ戻りやすくなります。構造化データ(BreadcrumbList)を入れると、Googleがページの情報を分類するのに使われます。[4]
Googleは、URLの形をそのまま写すのではなく、利用者がたどる典型的な道筋を反映させることをすすめています。[4]
URLを変えるときの注意
すでに検索に出ているページのURLを変えるなら、次の準備をしてから行います。[5]
- 古いURLと新しいURLの対応表を作る
- 301リダイレクトで、内容が近い新しいページへ直接転送する
- 転送先がないページをまとめてトップへ転送しない(ソフト404と判断されることがある)
- 内部リンクとサイトマップを新しいURLに更新する
- 転送は最低1年は残す
移転のあと、検索の表示は数週間ほど、大きなサイトではそれ以上揺れることがあります。[5]
AI検索でも同じことが大切
GoogleはAI Overviewsなどについて、特別な最適化は不要としたうえで、内部リンクで重要な内容を見つけやすくすることを挙げています。くわしくはAIに選ばれるホームページとは?とSEOとLLMOはどちらを優先すべきかをご覧ください。
今日からできる5つのこと
- 主なページを一覧にして、トップから何回のクリックで行けるか数える
- どこからもリンクされていないページを探して、関連するページからつなぐ
- 「こちら」になっているリンクの文字を具体的にする
- 同じ内容のページが2つないか確かめる
- 新しく作るページから、URLのルールをそろえる
参考
- Google検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」
- Google検索セントラル「Google 検索向けの URL 構造に関するベスト プラクティス」
- Google検索セントラル「Google 向けのリンクに関するベスト プラクティス」
- Google検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ」
- Google検索セントラル「URL の変更を伴うサイト移転」
ZESTAでは、サイト構造の見直しから、ページの改善、AI検索への対応までまとめてご相談いただけます。今の状態は無料HPパワー診断で約30秒で確かめられます。くわしくはSEO対策をご覧ください。
参考情報
- [1] https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
- [2] https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/url-structure?hl=ja
- [3] https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/links-crawlable?hl=ja
- [4] https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/breadcrumb?hl=ja
- [5] https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/site-move-with-url-changes?hl=ja
