結論
モバイルSEOとは、スマホで見たときの内容と使いやすさを整えて、検索で不利にならないようにすることです。Googleは、サイトのモバイル版の内容をもとに、検索の登録と順位づけを行っています。[1]
いちばん多い失敗は、パソコンでは載っている内容が、スマホでは減っていることです。デザインの美しさより先に、スマホでも同じ情報が読めるかを確かめてください。
モバイルファーストインデックスとは
Googleがサイトの評価にモバイル版を使う仕組みのことです。[1] モバイル版がなくても検索には載りますが、対応は強くすすめられています。[1]
つまり、パソコンで確認して問題がなくても、スマホ版に問題があれば、そちらが検索の評価に使われるということです。
まず確かめる8項目
| # | 確かめること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | パソコンと同じ主要な内容がスマホにもあるか[1] | スマホで全ページを見比べる |
| 2 | 見出しがパソコンと同じ内容か[1] | ページの見出し |
| 3 | title と description がパソコンと同等か[1] | ページの設定 |
| 4 | 構造化データがスマホ版にもあるか[1] | HTMLの確認 |
| 5 | 操作しないと出てこない重要な内容がないか[1] | 遅延読み込みの設定 |
| 6 | 画像の alt 文がパソコンと同じか[1] | 画像の設定 |
| 7 | 全画面の広告やポップアップが本文を隠していないか[4] | スマホの実機 |
| 8 | 読み込みが遅くないか[3] | PageSpeed Insights |
タブやアコーディオンで内容を畳むのは問題ありません。[1] 消してしまうのと、畳んで見せるのとでは、意味がまったく違います。
スマホ対応の確認方法
以前あったGoogleの「モバイルフレンドリーテスト」と、Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」レポートは、2023年12月に提供が終わりました。[5] 今は次の方法で確かめます。
| 方法 | わかること |
|---|---|
| 自分のスマホで見る | 文字の読みやすさ、ボタンの押しやすさ、電話や予約の動き |
| Search Consoleの URL検査[6] | Googleからページがどう見えるか、クロールに使われた端末の種類 |
| Lighthouse(Chrome)[2] | スマホでの使いやすさの点検 |
| PageSpeed Insights | 速度と Core Web Vitals の数値 |
| Search Consoleのデバイス別の数字 | スマホとパソコンの、クリック数と順位の差 |
最後の項目で、パソコンよりスマホの順位やクリック率だけが大きく悪いページがあれば、そこから直します。
表示速度の目安
Googleが示す Core Web Vitals の「良好」の目安は次の通りです。[3]
| 指標 | 意味 | 良好の目安 |
|---|---|---|
| LCP | 主な内容が表示されるまでの時間 | 2.5秒以内 |
| INP | 操作してから反応するまでの時間 | 200ミリ秒未満 |
| CLS | 表示中のレイアウトのズレ | 0.1未満 |
ただし、数値が良好でも上位が約束されるわけではありません。Googleも、SEOのためだけに満点を目指すのは、時間の使い方として必ずしも良くないと説明しています。[2] 内容が関連していれば、体験が多少悪くても表示されることがあります。[2] まず内容、次に速度の順で考えてください。
邪魔な表示を避ける
ページ全体を覆うポップアップは、本文へたどり着けなくなるので避けます。代わりに、画面の一部だけの小さなバナーを使います。[4] 年齢確認のように法律で必要な表示は、別の扱いです。[4]
モバイルでは、ページ上部の大きな広告も順位に悪影響を与える場合があります。[1]
お店や小さな会社が特に確かめること
スマホで見ている人は、その場で電話や予約をすることがあります。検索の評価とは別に、次の4つが使いやすいかを確かめてください。
- 電話番号を押すと、そのまま電話がかけられるか
- 予約やLINEのボタンがすぐ見つかるか
- 地図と駐車場の案内が読めるか
- 料金や営業時間が画像だけになっていないか
料金や営業時間を画像だけで載せると、スマホで読みにくいうえ、AIにも内容が伝わりにくくなります。GoogleもAI機能について、重要な内容はテキストで提供することを挙げています。くわしくはAIに選ばれるホームページとは?と、ホームページの問い合わせが減った原因と対策をご覧ください。
今日からできる5つのこと
- 主なページを自分のスマホで開き、パソコンと内容を見比べる
- 問い合わせフォームをスマホから送ってみる
- Search Consoleでデバイス別の数字を見る
- PageSpeed Insightsで、トップと主なサービスのページを測る
- 画像だけで載せている料金や営業時間を、文字にする
参考
- Google検索セントラル「モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するベスト プラクティス」
- Google検索セントラル「Google 検索結果におけるページ エクスペリエンスについて」
- Google検索セントラル「Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について」
- Google検索セントラル「ユーザーがコンテンツにアクセスしにくいインタースティシャルやダイアログの回避」
- Google検索セントラル ブログ「ページ エクスペリエンスの役割」(2023年4月)
- Search Consoleヘルプ「URL 検査ツール」
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参考情報
- [1] https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/mobile/mobile-sites-mobile-first-indexing?hl=ja
- [2] https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience?hl=ja
- [3] https://developers.google.com/search/docs/appearance/core-web-vitals?hl=ja
- [4] https://developers.google.com/search/docs/appearance/avoid-intrusive-interstitials?hl=ja
- [5] https://developers.google.com/search/blog/2023/04/page-experience-in-search
- [6] https://support.google.com/webmasters/answer/9012289?hl=ja
