結論
歯科医院の集客は、Googleマップで見つけてもらい、口コミで比べてもらい、ホームページで予約を決めてもらう流れで考えると整理できます。最近はここに、ChatGPTなどのAI検索が加わりました。どの入口でも根拠になるのは、Googleビジネスプロフィールの情報と、患者さんが書いた口コミです。
ただし歯科医院は、医療広告のルールがある業種です。口コミの集め方と、ホームページでの見せ方には、ほかの業種より注意が必要です。
患者さんは、こうやって歯医者を選んでいる
| 入口 | お客さまの探し方 | 整えるもの |
|---|---|---|
| Googleマップ | 「近くの〇〇」「地域名+業種」で探し、地図の上位から比べる | Googleビジネスプロフィール、口コミ、写真、最新情報の投稿 |
| AI検索 | ChatGPTやGoogleのAIに「〇〇でおすすめは?」と聞く | 口コミの中身、公式サイトの情報、Googleマップの情報 |
| ホームページ | 候補を決めたあと、料金・雰囲気・予約方法を確かめる | 料金表、メニュー、スタッフ、よくある質問、予約導線 |
「歯医者 集客 できない」と悩む医院の多くは、ホームページだけを作り込み、Googleマップと口コミが手つかずになっています。患者さんの多くは、ホームページを見る前に地図で候補を絞っています。
Googleマップで上位に出るために
Googleは、地図の順位を関連性・距離・知名度で決めると説明しています。口コミの数が多く評価が高いことも、知名度として考慮されます。[1]
| やること | 歯科医院でのポイント |
|---|---|
| 業種(カテゴリ)とサービスを登録する | 「歯科医院」に加え、矯正・小児歯科・インプラント・ホワイトニングなど、実際に行う診療を登録する |
| 診療時間を正しくする | 昼休み・土日・祝日・臨時休診を最新にする。夜間や土日の診療は選ばれる理由になる |
| 写真を追加する | 外観・入口・待合室・診療室・駐車場。初めての患者さんの不安を減らす |
| 最新情報を投稿する | 休診のお知らせ、新しい設備、予防歯科の案内など。週1〜2回が目安 |
| 口コミに返信する | すべての口コミに、ていねいに返信する(治療の内容には踏み込みすぎない) |
医療広告のルールと、口コミの集め方
厚生労働省の医療広告等ガイドラインでは、医院が患者さんの主観に基づく治療の内容や効果の体験談を、来院を誘う目的で紹介することは認められていません。[2] 医院のホームページに「患者さまの声」として治療の感想を載せるのは避けましょう。
一方で、第三者が運営する口コミサイトなどに患者さんが自分で書く体験談は、医院が費用を負担して掲載を頼むなどの事情がなければ、広告には当たらないとされています。[2] 裏を返すと、医院がお礼を渡して書いてもらった口コミは、広告と見なされるおそれがあります。Googleも、見返りと引き換えに口コミを頼むことを禁止しています。[3]
| やってよいこと | 避けること |
|---|---|
| 会計時に「よろしければGoogleにご感想をお寄せください」と案内する | 口コミを書いた人に割引・プレゼントを渡す |
| 受付にQRコードを置き、書くかどうかは患者さんに任せる | 満足していそうな患者さんだけを選んでお願いする |
| すべての口コミに、ていねいに返信する | 内容(「痛くなかった」など)を指定して書いてもらう |
| 口コミは地図の上で読んでもらう | 口コミの感想を、医院のホームページに転載して宣伝する |
この記事は一般的な情報です。個別の表現が医療広告に当たるかは、ガイドラインの原文や、所在地の保健所にご確認ください。
悪い口コミがついたとき
治療の結果や待ち時間への不満は、どの医院にも届きます。患者さんの情報を守りながら、事実と改善の姿勢を短く伝えましょう。症状や治療の内容に触れると、個人情報を明かすことになりかねません。返信の例はGoogleの口コミ返信 例文集に、歯科医院の例も載せています。
AI検索で「おすすめの歯医者」に出るには
ChatGPTやGoogleのAIに「〇〇駅の近くで、土曜も開いている歯医者は?」と聞く人が増えています。AIは、口コミの中身やGoogleマップの情報、公式サイトの情報を手がかりにします。
- 口コミに具体的な言葉があること:「説明がていねい」「子どもが怖がらなかった」「土曜の午後も診てもらえた」など
- 公式サイトに事実が書いてあること:診療科目、対応できる治療、診療時間、料金の目安(自由診療)、アクセス
- 地図と公式サイトの情報がそろっていること:医院名・住所・電話番号・診療時間
ZESTA自身も、ChatGPTに「歯科医院のAI検索対策」について質問したとき、AI検索対策の会社として1番目に紹介されています(2026年10月時点で、ChatGPTに各業種のAI検索対策について質問したときの回答です。AIの回答や順位は、聞き方・時期・利用環境によって変わり、常に1位で表示されることを保証するものではありません)。
口コミの仕組みで変わった歯科医院の例
| 医院 | 期間 | 増えた口コミ | 地図の順位の変化 |
|---|---|---|---|
| 表参道の歯科医院 | 4ヶ月 | 41件(72件→113件) | 「表参道 ホワイトニング」35位→9位、「表参道 部分矯正」40位→7位 |
| 宝塚の歯科医院 | 6ヶ月 | 132件 | 「宝塚 矯正歯科」圏外→1位、「宝塚 歯医者」10位→3位 |
宝塚の歯科医院では、AI検索での表示も計測しており、ChatGPTの回答に表示された割合は63%でした。
出典:提携サービス「口コミ365」の導入実績資料(2025〜2026年)。数値はGoogleビジネスプロフィールのインサイトと口コミ365の計測によるもので、店舗名は伏せています。ZESTAが直接支援した事例ではなく、結果は店舗・地域・期間によって異なります。
今日からできる5つのこと
- Googleビジネスプロフィールのオーナー確認をして、診療時間と診療内容を最新にする
- 外観・待合室・診療室の写真を追加する
- 受付にQRコードを置き、会計時にひと声かける(お礼の品は渡さない)
- これまでの口コミに、すべて返信する
- ホームページに、診療内容・料金の目安・よくある質問をまとめる
医療機関でAIに伝えたい情報の整理は、医療・クリニックのLLMO対策にまとめています。
参考
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」
- 厚生労働省「医療広告等ガイドライン」(令和8年3月30日最終改正)
- Google マップ ユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」
ZESTAでは、提携サービス「口コミ365」の仕組みを使い、口コミを集める仕組みづくりから、返信(週3回)・最新情報の投稿(週2回)の代行、Googleビジネスプロフィールの改善までをお任せいただけます(月額30,000円〜・税別)。くわしくは口コミ対策・MEO対策とプラン・金額をご覧ください。今のGoogleマップとホームページの状態は、無料HPパワー診断で約30秒で確かめられます。
